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ねこぜログ

完璧よりも、完了よりも、一歩目だと気づいた本。『800字を書く力』を読んでいます。

『800字を書く力』鈴木信一


1と100の間に大きな差はない。それよりも0と1の違いが、大きな違いに繋がる。
私にとっては、そんな教訓を得た本です。
「自分の思いの丈を少しずつ書き留めて、人と共有したい。そういうネットの使い方をしたい。」
そう願ったのは数年前。ブログも作った。デザインも決めた。
あとは書くだけ。でも肝心な言葉が出てこない。
準備が必要だ。今はその時じゃない。中途半端に終わるくらいならやらなくても良いんじゃないか。


「完璧を目指すより前にまず終わらせろ。」
その言葉は知っていても、いつまで経っても始まらない。
そんな自分が一歩を踏み出せたのは、この本を読み始めたからでした。



文章を書くう上で大切にしたい心構え。


まだ読み始めて半分の段階ですが、この本が最初に伝えてくれていることは2つあります。
ひとつは、文章を書くという営みが持つ魅力について。
もうひとつは、文章は「つながり」であることを理解して一歩を踏み出すことについて。

1. 文章を書くという営み

数文に渡る文章を書いていけば、自然と情報が増えていく。
今日は疲れた→仕事で失敗したからだ→悔しい以上に、失敗した自分を許せない。
人は自然と不足している情報を補っていく。その中に「ひらめき」が生まれる。
その中に好ましい・好ましくないに関係なく自分の内奥に潜むものを見つけることになる。

2. 文章は「つながり」なのだから、一歩目を踏み出すこと。

さきほどの日記のように、一歩目さえあれば文章は広がっていく。
当然さまざまなテクニックも他に必要になりますが、文章を書くこと自体は「はじまり」があれば、誰にでもできることである。


この2つは、序章から1章までに書かれていることなのですが、自分にとって影響の大きい部分でした。
読み進めていくうちに、何か書いてみよう。そんな気持ちになり、ノートを開きました。
「自分はどんな1文目が書けるだろうか。」そこからはじめてみました。



0が1になったのだから、きっと何かが変わると思える


自分をプロデュースする術も知らない。どうすれば共感してくれる人と出会えるかも分からない。
この記事が結局どのくらいの人の目に触れることになるか?きっと数人程度だろう。
まだ行動を起こせるほど準備できてない。そんな気持ちがいまだにあります。


でも自分は一歩目を踏み出せました。0が1に変わりました。
これからも少しずつ思ったことを表してみたいと前向きに思える自分がいます。