持続可能な働き方の戦略5:与えられている「維持費」のフル活用
5個目の戦略。与えられたものは完全に使い切って初めてイーブン。
3日間頑張って働きました。明日は祝日。
もちろん連休も嬉しいですけど、こうやって平日に穴が空くのもアリですよね。
好きなことして気楽に過ごそうと思います。
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』から得た戦略10個
- 仕事をして得られる喜びの最大化
- 仕事をする上での苦痛の最小化
- 自己メンテナンスの効率化
- 一番重要なタスクにリソースを集中させる
- 与えられている「維持費」のフル活用
- 実益を兼ねる仕事に積極的になる
- 不易の分野でスキルを磨く
- 「仕事」の対極に「遊び」を置く
- お金を「自己維持」と「遊び」で考え、「消費」を減らす
- これらの戦略を取る仲間を集める
今日は5番目の項目について書いていきたいと思います。
これについて話を進めるために、前提として私達がもらう「給料」のしくみについて、本から学んだことを書いておこうと思います。繰り返しになりますが。
給料は、明日も働くために必要な経費である。
労働者は、時間とエネルギーを会社のために使います。
会社は、その対価として給料を支払います。
一見これだけでシンプルに労働と給料について説明できているように見えます。
ですが、大切な点――「持続性」の視点が欠けています。
会社は、お金を支払ってしまえば労働者を使い潰して良いわけではありません。
人権的な側面もありますが、そんなやり方をしていれば人材をキープしておけませんので。
そういう視点から見ると、給料がどういう意味を持っているか再解釈することができます。
つまり、明日も今日と同じように働いてもらうための「維持費」が給料なのです。
生きるためには衣食住が必要です。そのためのお金が必要です。
仕事で疲れたのなら休息したりリフレッシュする必要があります。お金が必要です。
労働者自身が家族を養うためにもお金が必要です。
しんどい仕事には、その分多くの維持費がかかるので給料が良くなるということですね。
これ自体が「頑張って給料を増やしても生活が良くなった気がしない」理由にもなります。
お金以外にも、労働者には「維持費」が与えられている。
私達が会社からもらっているのは給料だけではありません。
各種待遇、手当、有給休暇など。
これらも言ってしまえば、自分たちが明日も働いていくために支給された「維持費」です。
ただ、自分は有給休暇を取るのが正直苦手です。
いいタイミングを見つけて、えいっと休むのがなかなかうまく行きません。
本当は「あ、明日休みます」みたいなテンションでえいっと休みたいんですけど。
最近読んだ本で面白かったものの中に、四角大輔さんの『超ミニマル主義』があります。
そこでも「うまく休みを作っていこう」ということが書かれているんです。
6つのバカンスゴール
- 毎日の小さなバカンス
- 毎週の2連休
- 毎月の3連休
- 季節ごとの4連休
- 毎年の9連休
- 人生を変える最高のバケーション!
『超ミニマル主義』(四角大輔)より
これらを達成するために、あらかじめ年間のスケジュールの中に休暇を予定しておくのがポイントだそうです。
自分には「計画的に休む」という感覚がまだまだ出来上がってないんだと思いました。
すぐには実行できないかもしれませんが、上手く休んでいきたいなと思っています。
持続可能な働き方の戦略4:いちばん重要なタスクにリソースを集中させる
4個目の戦略。広く浅くではなく、集中して深いほうが良い。
繁忙期、というほど大げさなものでもありませんが、先週から一気に慌ただしくなりました。
ひとまずここから向こう2週間は踏ん張りどころです。
週末クタクタで全く動けないなんて感じでもないので今のところ問題ないです。
これを抜けると少し休みを取ったりできます。頑張っていきます。
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』から得た戦略10個
- 仕事をして得られる喜びの最大化
- 仕事をする上での苦痛の最小化
- 自己メンテナンスの効率化
- 一番重要なタスクにリソースを集中させる
- 与えられている「維持費」のフル活用
- 実益を兼ねる仕事に積極的になる
- 不易の分野でスキルを磨く
- 「仕事」の対極に「遊び」を置く
- お金を「自己維持」と「遊び」で考え、「消費」を減らす
- これらの戦略を取る仲間を集める
まだ半分も終わっていませんが、書いていくことで自分の考えがまとまるように思います。
今日も簡単に、20分程度だけこのテーマで思っていることを書いていこうと思います。
人間だれでも使えるエネルギーの総量は似たようなもの。
最近思うことがあります。
同じ人間なんだし、違うように見えて持っているエネルギー自体はみんな同じなんだろうな。
元気そうに見えるあの人も、あんまり元気がなさそうなあの人も、結局は似たりよったりなのかも。
自分自身だってそうです。元気な日もあれば、そうでない日もある。
それを今までは「タンクに入っているガソリンの量が毎日違う」ようなものだと思ってました。
でも、ちょっと違うのかもしれません。
頑張るとエネルギーを使い、週末クタクタになる。
うまくセーブしておけば休日も活発に過ごすことができる。
それだけのことのように思えてきました。
要は、何のために限られたエネルギーを使っているかなんだと思います。
仕事で成果を出す人は、そのためにエネルギーを使っているし
そうならな人は、それ以外のことにエネルギーを取られてしまっている。
仕事だけにエネルギーを使ってしまうと、休日は回復のための時間が必要になる。
毎日仕事をすることは変わりませんが、エネルギーの配分はコントロールできることだと思います。
生活を充実させる「分配」と、成果を出す「選択と集中」
ここでは2つのポイントを書いてみたいと思います。
まずは「分配」について。仕事とライフワークのバランスのことです。
ここでいうライフワークは、余暇の時間と基本的な生活時間だと思っています。
時間 - (仕事+疲労回復のための時間) = 余暇の時間 + 基本的な生活時間
こんなイメージです。余暇の時間とは、趣味や楽しみの時間。
基本的な生活時間とは、食事や家事のようなものです。
仕事が人生の中心になっていると、当然自分のための時間が減ります。
ただ仕事をしている時間だけでなく、そこで負ったダメージの回復の時間も含みます。
そう考えると、この引き算のあとに残る時間って、短い人が多そうに思います。
バランスって難しいけど、それでもこの時間の分配は大切なことです。
時間の分配は、エネルギーの分配とも同じ意味になります。
もうひとつ、仕事の中における「選択と集中」についてです。
これは簡単に言えば、何の仕事が一番大切か考えて、それに力を入れることです。
働いていると、様々なタスクに追いかけ回される経験をすると思います。
メールチェック、よく分からない会議、慣例的にさせられること…数えだすとキリがない。
それらの仕事に紛れて、本当にエネルギーをかけるべき仕事は、意識しないと見つかりません。
自分の仕事は、一体何をもって「成果を出した」と言えるのでしょうか。
そのために必要なことは、どんなタスクなのでしょうか。
必要でないと思ったことから遠ざかるには、どうすればいいでしょうか。
そんなことを考えて、集中すべき仕事を見つけ出すといい結果を引き出せると思います。
最小限のエネルギーと最大限の集中によって成果を出し、ライフワークにも時間をかけられるようにする。
今日書いたことは、そういうことを目標として考えたことです。
持続可能な働き方の戦略3:自己メンテナンスの効率化
3個目の戦略。リカバリーを大切にして、パフォーマンスを保つこと。
この調子で10個全部記事にすることができるんでしょうか。
ひとまず各内容が決まっているというのやりやすい。
少しずつ書いていって、記事を蓄積させていこうと思います。
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』から得た戦略10個
- 仕事をして得られる喜びの最大化
- 仕事をする上での苦痛の最小化
- 自己メンテナンスの効率化
- 一番重要なタスクにリソースを集中させる
- 与えられている「維持費」のフル活用
- 実益を兼ねる仕事に積極的になる
- 不易の分野でスキルを磨く
- 「仕事」の対極に「遊び」を置く
- お金を「自己維持」と「遊び」で考え、「消費」を減らす
- これらの戦略を取る仲間を集める
ひとつめの「仕事をして得られる喜びの最大化」は、お金以外に手に入ることに注目しました。
ふたつめの「仕事をする上での苦痛の最小化」の目的は、仕事をするときの消耗を減らすことです。
では、次に意識することは「毎日の消耗を効率よく回復する」ことだと思います。
まず第一に消耗を減らすことが大切。
最近読んだ本で、ひろゆきさんが言っていました。
「そもそも仕事という言葉は、事に仕えると表します。」
「人がやりたがらないことをするから仕事になるわけで、働くのが大変なのは当然。」
みたいな感じです。手元に本がないので、雰囲気だけの引用ですが…。
繰り返しますが、働くというのは自分の時間とエネルギーと引き換えに、生活する資金を得る行為です。
また、『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』で紹介されていてなるほどと思いましたが、会社が個人に支払う給料というのは「労働者が持続的に働くために必要な費用」と言い換えることができるそうです。
疲れたから帰りにコンビニに寄って甘いものを購入する。
こんな小さいことでも「自己メンテナンス」のために会社からお金が支払われていると言えるんです。
稼ぎのいい仕事ほど、大変だったり大きな責任を持つことになりますから、その分自己メンテナンスにはお金や手間がかかる。だから給料が良くなるという論理です。
大変な仕事には自分自身のメンテナンスがかかる。
だからできることなら働くことによる消耗を抑える工夫が有効となります。
前回の記事でも書いたように、得意なフィールドで戦うみたいな作戦になっていきます。
明日も働くために、きちんと自己ケアを行う。
自分の消耗を抑えることに組み合わせて、オフの時間も工夫ができます。
当たり前の話ではありますが、しっかり休むこと。効率よく回復するって大事ですよね。
まず第一に大切なのは、食事と睡眠、運動。
オカンかよって感じですが、バランスよく食べて、ぐっすり眠る。
適度に体を動かすことも心がけています。毎朝のウォーキングや週2回程度の筋トレなど。
そして休日にうまくリフレッシュすることも意識しています。
怠惰な時間を過ごすって、あんまり回復に繋がってないんですよね。
家では「ホワイトスペース」を意識したり、ちょっとドライブでもしていつもと違う場所で散歩。
そういうことができると、週末の回復としてはバッチリかなあと思っています。
持続可能な働き方のための戦略2:仕事をする上での苦痛の最小化
今日は2個目の戦略について書いてみます。
週末は、あんまりアクティブには過ごせませんでした。読書はしましたが。
また月曜日が始まったので、リセット。気持ちを切り替えて働きます。
ブログ更新も週の後半は息切れしがちですが、今日は少し書こうと思います。
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』から得た戦略10個
- 仕事をして得られる喜びの最大化
- 仕事をする上での苦痛の最小化
- 自己メンテナンスの効率化
- 一番重要なタスクにリソースを集中させる
- 与えられている「維持費」のフル活用
- 実益を兼ねる仕事に積極的になる
- 不易の分野でスキルを磨く
- 「仕事」の対極に「遊び」を置く
- お金を「自己維持」と「遊び」で考え、「消費」を減らす
- これらの戦略を取る仲間を集める
今日はこのリストの2番目、『仕事をする上での苦痛の最小化』について書きます。
ここで目指すのは、仕事で消耗するエネルギーを抑え込むことです。
それによって、「自分自身のメンテナンス」にかかる時間的・金銭的な費用を減らす。
これが無理して給料を上げる努力をする以外の、働き方の改善方法のひとつとなります。
誰にとっても苦痛な仕事があるもの。
30代に突入し、今の仕事も大卒から初めて8年の歴になろうとしています。
大学生や小学生の期間より長く、同じことをしているって不思議な感覚ですよね。
これは30代に入ったあたりの世代あるあるなんでしょうか。
石の上にも三年、それをもう2周半は繰り返してるんですよね。大したものです。
あくまでも謙虚にではありますが、自分の仕事内容でも「得意分野」を見出しています。
自分の中で自信をもっていること。他の人より苦労せず結果を出せること。
そういったものが「得意分野」と呼ばれるものですよね。
自分は、ひとりでじっくり考えたりアイデアを形にするのが得意です。
一方で、これだけ続けているとどうしても苦手なものもあります。全部できるわけじゃない。
他の人のほうが上手くやっていること。他の人と同じ結果は出せるが、苦痛を伴うもの。
私にも当然苦手なものがあります。それはそれは色々と…。
「それぞれ得手不得手がある」がチームの前提であるという当たり前の話。
こういうことって当たり前かもしれませんが、見落としがちでもあります。
自分が働いている環境はどちらかというと個人が色々と背負い込む傾向のあるところです。
だから『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』を読んだ時、自分は積極的に苦痛から離れる努力をしてもいいんじゃないか?と思うようになりました。
自分はスーパーマンじゃない。そして自分のできないことをできる人は必ずいる。
そんな時、各々の得意分野で戦える状態を作っておくのが一番なんだろうなって思います。
上手く避ける方法を探してみたり、苦手分野と得意分野をシェアしながら人と働く。
そんな作戦を取ることができたら、仕事で消耗してしまう体力を抑え込むことに成功するかもしれません。
家で簡単にリラックスする方法。「手浴」の手軽さと効果の大きさにビビる。
38個のうち、ひとつでも新しいものがあればと思って。
「誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ」
堀田 秀吾
この本、変な話目次を見てしまえばオーケーな本ではあるのですが…。
興味があったので買って読み始めてみることにしました。
眉唾な情報ではなく、きちんと研究の成果が出ている「元気になる方法」が書かれた本です。
いろんな情報に触れる事ができる世の中ですので、38個全てが目新しいものではないでしょうが…。
でも、表紙の可愛らしいイラストに興味があったんです。
そしてこの表紙のメソッドが、かなり効果を感じたのでオススメしたいと思います。
「手浴」を、朝に家を出る前にやってみました。
手浴(しゅよく)とは、手だけのお風呂みたいなものです。
38~40度くらいのお湯を準備して、風呂桶に張ります。
そして、手を浸して温めるんです。これだけ。
準備するものは、風呂桶とタオルだけです。お風呂の蛇口を使えばお湯も手に入る。
手を浸している間はスマホも使えません。
ぼんやりしながら、すこし手をマッサージしてあげるといいでしょう。
あまりにも簡単な方法なんですが、やってみると笑っちゃうくらい気持ちいいんです。
手だけとあなどれないものですね。温まった血が巡ってくれます。
これを出勤前にしてみたんですが、とても気分が良くなりました。
明日もやってみようと思います。金曜日も頑張ってきます。
持続可能な働き方のための戦略1:仕事をして得られる喜びの最大化
10個の戦略について、詳しく書いていきます。
ここしばらく腰を据えて書いてみようと思っている、これからの働く心構えについて。
私は『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』を読んで、10個書き出しました。
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』から得た戦略10個
- 仕事をして得られる喜びの最大化
- 仕事をする上での苦痛の最小化
- 自己メンテナンスの効率化
- 一番重要なタスクにリソースを集中させる
- 与えられている「維持費」のフル活用
- 実益を兼ねる仕事に積極的になる
- 不易の分野でスキルを磨く
- 「仕事」の対極に「遊び」を置く
- お金を「自己維持」と「遊び」で考え、「消費」を減らす
- これらの戦略を取る仲間を集める
もちろんブログ記事のネタとして連載形式が取れるのならばいいな!という気持ちもあります。
とはいえ、この話題なら自分は色々と思っていることを書けそうに思います。
願わくば誰かに届きますように。同じことを考えている人、自分よりも深く考えている人たちに。
お金だけでなく、貢献や自己成長も喜びである。
戦略①:仕事をして得られる喜びの最大化
もちろん、私たちはお金を稼ぐために働いています。
ですが、読書を通して「給料は、明日も働くために必要な経費である」と学びました。
どんなことであれ労働は負担です。時間やエネルギーを使っていますから。
そうやって消耗した物たちを補い、働き続けるために会社は給料を支払います。
生活するために働いているというべきか、働くことが明日も働くことにつながるというか…。
何とも言えないスパイラルの中に入っているんですよね。ラットレースとはよく言ったもので。
会社から生活のために給料を受け取りますが、それだけでは「働き、明日も働く」の輪の中です。
この本では、「お金と達成感や自己成長の総和」が「自己維持の費用」に対して黒字になることを教えてくれました。
例えば一瞬残業を増やしたところで、増える給料は一時的なもの。
大ジャンプをした分のケアにもコストがかかってしまいますし。
ならば大切なのはシンプルに給料を増やすことではなくなってきます。
仕事から得られる満足感や自己成長を多く手に入れることが「黒字」への戦略となります。
ポジティブなフィードバックは、積極的に貰いに行ってもいいと思う。
自分の仕事を、適切にかつ好意的に評価してくれる人ってものすごく貴重な存在です。
真面目な私たちは「いつか自分は評価されるんだ」と信じて忍耐モードに入りがちです。
きっと誰かが見てくれている。そんな人達の声が届くときがかならず来る。
そうやって評価に対して受け身に待っていては、損をするかもなと感じました。
人間、可愛いのは自分です。他人なんて二の次。
だから待っているだけでは受け取れるはずの励ましも届かない時があるでしょう。
そう考えたとき、「適切な範囲なら、評価してもらいにいくのも大切だな」と思いました。
ポジティブなフィードバックは自己満足のためではありません。
「次も頑張ってみようか」「自分も前に進んでいるな」と思えることは、周囲にも良い影響があります。
実際、きちんと声を聞いてみると自分の想像を超える評価をしてくれている事が多いです。
自分の頑張りを見てくれていて、「おかげさまで」という言葉に表してくれます。
評価をねだるのは違いますが、正当に評価されるための仕組みを考えるのは大切だと思いました。
持続可能な働き方を目指して心がけること。『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』を読んで。
疲れて息切れしたり、燃え尽きたりせずに働き続けていたい。
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』 木暮太一
一瞬だけ所得を増やすために「大ジャンプ」をするのは得策ではないと書かれています。
無理に残業を増やしたり、大変な仕事を受けても、幸せにはつながらないということです。
結果的に休日にぐったりしたり、体を壊したり、ストレス解消にお金をかけたり...。
そういう結末が待っていると読んだときには、すごく得心が行きました。
ならば、持続可能な働き方を。働いて無気力になるような生き方にならないためには。
そういうことについて考えさせられました。
昨日はこの本の、書籍として優秀だと思った部分に注目して記事を書きました。
今回は読んで手に入れられた知見について書いてみます。
物の価値の決まり方、企業が利益を出す仕組み、給料の決まり方から見える労働の仕組みなど
この本には結論に当たる部分以外で有益な知識が沢山手に入りました。
働いて、疲れて、お金を手にすることに対して一定の答えを得たい人には一度読むことを勧められる本です。
これから働く上で意識したいことたち。
そして、この本を読んで自分がこれから意識しようと思ったことは以下のとおりです。
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』から得た戦略10個
- 仕事をして得られる喜びの最大化
- 仕事をする上での苦痛の最小化
- 自己メンテナンスの効率化
- 一番重要なタスクにリソースを集中させる
- 与えられている「維持費」のフル活用
- 実益を兼ねる仕事に積極的になる
- 不易の分野でスキルを磨く
- 「仕事」の対極に「遊び」を置く
- お金を「自己維持」と「遊び」で考え、「消費」を減らす
- これらの戦略を取る仲間を集める
書いてみて、「多いな」とも思うんですが、それほど学びの多かった本です。
これらの中から、少しずつ自分が考えていることを、明日からさらに詳しく書いていこうと思います。
うまい本の作り方を見た気がします。『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』の感想を本格的に語る前に。
「タイトルで魅せ、本文で引き込む」ことができる素晴らしい本だと思う。
先週、悩みまみれの記事を投稿した時に、ちょうどこの本をみつけました 。
木暮 太一さんの書いた『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』です。
この本、表紙に書かれたタイトルだけを見て、購入を決心してポチりました。
表紙だけだと「こんな働き方」とは何を指しているのかも分かりません。
でも、そういう点から始まって、この本は出版物として参考になるなあと思いました。
内容の話をする前に、そういう部分を語ってみようと思います。
ところで、本を書くってなかなか難しいものだなあと思います。
どれだけ良い文章を書いたからと言って、手に取ってくれるわけじゃありませんから。
でもこの本はタイトルに訴求力があります。
現状のライフスタイルに不満を持っている人に「これを読めば何か変わるかも」と思わせられます。
その上で書かれている内容は直接的にタイトルの通りじゃないんですよね。
つまらないタイトルをつけるならこの本は『現代の働き方を資本論を通して見る』とかでしょうか。
うん、手に取らない。絶対に手に取らないわ。
いちばん大切なことを最後に持っていく説得力がある本だった。
そして、この本が参考になるなあと思った点がもう一つあります。
それは「本の中心部分が最後にあり、前半から積み上げてきたからこそ説得力がある」という点です。
よくあることなんですが、大抵の本って後半にかけて失速してしまうんですよね。
読者に読んでもらいたいがために、見どころのある部分を最初に紹介してしまう。
しかもそれで事足りてしまう内容だから、なおさら後半は失速感が否めない。
些末な事例に当てはめて本論を繰り返したり、内容が薄味になってしまったり。
そうやって40%くらい読んでから読まなくなった本がたくさんあります。
一方でこの本、大切なことが最後にあります。
この本での大切なことは「ラットレースからどうやって抜け出せばいいか?」という点と
「金持ち父さんの事例はぶっ飛んでるから、自分たちにできることって何か?」ということです。
そこでは、いくつかのポイントが書かれています。
- 自己にかかる経費が相対的に低い状態を作ろう。
- 土台を作っておいて、高くジャンプする労力を減らそう。
- 労働力の消費でなく、投資を行えるようにしよう。
- 「働く」の対義語に「遊ぶ」を置けるようにしよう。
他にも色々ありますが、ざっくりこんな感じです。
ですが、これらを最初に持ってこないこと納得感がありました。
これらの中心部分が語られる前に、そんな結論を導き出すためのポイントが紹介されていました。
それは『資本論』が説いている、労働の正体・企業の利益の出し方・物の価値の決まり方などです。
マルクスを勉強してこなかった自分にとって、基本的な考え方が物の価値だけでなく、企業や労働者にも同じ枠組みで当てはまっていくという説明が素晴らしくわかりやすかったのです。
そして、そういった講義から導き出される結論が素晴らしく分かりやすく、そしてためになる。
最初から最後まで、ずーっと夢中で読むことができる本がこんなところにあったとは…!!というかんどうがありました。
当たり前だが、不易を扱うと色あせない。
そして後になって気づきましたが、この本は10年以上前に書かれた本です。
「働き方改革」だなんて叫ばれる昨今、10年前の働き方に関する感覚は今のものとは違うでしょう。
そう思っていましたが、見事に裏切られました。
それはこの本が「普遍的な部分」を取り扱っていたからです。
これは労働を定義し、今でも取り扱われる理論を立てたマルクスの考え方をベースにしているからでしょう。
それを「今の私たちの息苦しさをも説明できるんだよ」というのがこの本のミソです。
ワークライフバランスとか、働き方改革とか…そんな言葉に彩られるまでもなく、この本で語られていることは「働く」ということの本質に迫るものです。だからこそ10年前に予想もできなかった世相の現代になっていたとしても、この本に価値があるといえます。
この「不易なものこそ、陳腐化しづらい」ということも、この本で語られていることのひとつです。
ということで、本の内容も素晴らしかったのですが、とにかくこの本は一冊の書籍として秀でていると思ったので、読みながら感激したところを一生懸命書いてみました。
ジャングルモックは心地よさが光る良いシューズ。ファッションアイテムとしても考えてみる。
MERRELL Jungle Moc2.0 A.C.
フィット感が心地良いウォーキング用シューズ
前から興味があった、メレルのジャングルモックを購入しました。
ウォーキング用シューズとしての履き心地や、ファッションとしてどうかなど、買って数日履いてみて分かったことを書いてみようと思います。
ポイントとしてはこんな感じです。
- しっかりとフィットする感覚が快適
- 地面からの反発をしっかり感じるある着心地
- ファッションに使うならきれい目のコーディネートに
しっかりフィットする感覚が快適。
この靴の良さは、フィット感なんだと思います。
サイドゴア系のサイドのゴムにより、脱ぎ履きがしやすい上に足に馴染みやすいです。
また、インソールの土踏まずが盛り上がっていて、足裏にもぴったりハマる感覚があります。
普段履いているスタンスミスや革靴に比べて、そういう点で履き心地がいいなと思いました。
サイズは結果的に、ちょっとジャストすぎるくらいのものになりました。
ただ、自分のチョイスがイマイチだっただけで、普段履いているサイズを買えば大丈夫そうな気がします。
だって28cmならすぐ届くんだもん…まあ後悔するほどではありません。
これくらい足馴染みが良ければランニングだってできるのでは…?と思いましたが、やっぱり走るならランニングシューズが良さそうです。
デザイン的にはプラスに働いている甲の長さが、足首への食い込みに繋がっちゃいます。
また、ランニングシューズと比べたらと地面からの反発をしっかり感じるタイプだと思います。
長時間走っていると流石に足が痛くなりそう…?と想像してみたり。
ファッションアイテムとしては、ちょっとコツがいるかも?
このジャングルモック、ファッションに組み込んでもいいと思っています。
サイドゴアのスッキリしたデザインと、甲の長い部分がスタイリッシュに映ります。
細身のスキニーに合わせると、足が長く見えそうです。
コーディネートをしてみて、自分が感じた印象を。
この靴は、全体的にドレスライクな格好をしているときのアクセントに使うのが良さそうです。
スエードの程よいヌケた感じと、ソールのカジュアルさがアクセントになっています。
一方で、全体的にカジュアルな格好…ジーンズとか、マウンテンパーカーとかに合わすのは微妙かもしれません。
そういうコーディネートの中では、あまりにもジャングルモックが馴染みすぎてしまいそうです。
野暮ったい雰囲気…おじさん臭くなってしまいそうな感じがします。
ファッション解説を行ってらっしゃるMBさんの「ドレス:カジュアル=7:3」の理論的に言えば
ジャングルモックはちょうどいいカジュアルさを持ったアイテムだと思います。
一方で、カジュアルさを他のアイテムで組み立ててしまうと過多になる感じです。
おしゃれ目的で買う場合は、そういうバランスを取ると上手くいきそうです。
簡単に作れる「充実した時間」は『ホワイトスペース』なのだと思う。
余力を残して週末に突入できました。
また金曜日がやってきました。しんどいスタートでしたが立て直した。
なんとか余裕を持ちながら、5日間やってこれたのはコンディショニングに力を入れたからです。
無理せずに帰れるタイミングで早めに仕事を切り上げる。ノー残業に成功した日もありました。
あとは早寝。7時間半くらいの睡眠時間をキープすることができました。
夜あんまり色々詰め込まず、早く寝るのを自分への投資だと割り切って寝ました。
ぐっすり眠れると、何より朝快適ですしね。悪い気はしないものです。
その分早起きしてギターの練習をしたりして。なんだかんだ充実はしていました。
月曜日には「同じことの繰り返しだ」と言っていたくせに
自分の調子を保つために淡々と生活していると逆にメンタルも安定していくという…。
まだまだ大切なことって実験していかないと分かってこないものです。
年末年始に『ホワイトスペース』を読んでから、分かったこと。
『ホワイトスペース 仕事も人生もうまくいく空白時間術』ジュリエット・ファント
Amazonでオススメに上がってきたこの本、素敵なコンセプトだなあと思って購入しました。
ちょうど年末年始にまとまった休みの時間があったので、ゆっくり読みました。
ここでの「ホワイトスペース」とは、戦略的に空白の時間を作ることを指します。
空白の時間というのは、正真正銘の空白です。
オフライン、何もしない、ただ空想にふける、瞑想とも違う。
「現代の人たちって、いろんなことに注意を向けてるじゃん?だから、一回やめてみ?」ってノリ。
そうすれば最高に創造的になれるぜ。案外アイデアってのはひねり出すよりホワイトスペースから生まれるんだぜ。みたいな感じです。
「何もしない」なんて簡単じゃない?なんて言うかもしれませんが、よく考えるとそうでもないんですよね。
気がついたらスマホに手が伸びますし、間が持たなくてTVをつけてしまったりもする。
そこをあえてこらえて、何にも手を付けない。そんなイメージ。
実際にやってみると、「こういうことか」という発見があります。
ぼーっとしていると、時間の進みがゆったりとしてきます。
そこで感じる、何とも言えない充実感に気づくことができました。
週末は無理に出かけなくても、ひたすら寝貯めみたいなことをしなくても、いい休日を作る極意をまなびました。