持続可能な働き方の戦略5:与えられている「維持費」のフル活用
5個目の戦略。与えられたものは完全に使い切って初めてイーブン。
3日間頑張って働きました。明日は祝日。
もちろん連休も嬉しいですけど、こうやって平日に穴が空くのもアリですよね。
好きなことして気楽に過ごそうと思います。
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』から得た戦略10個
- 仕事をして得られる喜びの最大化
- 仕事をする上での苦痛の最小化
- 自己メンテナンスの効率化
- 一番重要なタスクにリソースを集中させる
- 与えられている「維持費」のフル活用
- 実益を兼ねる仕事に積極的になる
- 不易の分野でスキルを磨く
- 「仕事」の対極に「遊び」を置く
- お金を「自己維持」と「遊び」で考え、「消費」を減らす
- これらの戦略を取る仲間を集める
今日は5番目の項目について書いていきたいと思います。
これについて話を進めるために、前提として私達がもらう「給料」のしくみについて、本から学んだことを書いておこうと思います。繰り返しになりますが。
給料は、明日も働くために必要な経費である。
労働者は、時間とエネルギーを会社のために使います。
会社は、その対価として給料を支払います。
一見これだけでシンプルに労働と給料について説明できているように見えます。
ですが、大切な点――「持続性」の視点が欠けています。
会社は、お金を支払ってしまえば労働者を使い潰して良いわけではありません。
人権的な側面もありますが、そんなやり方をしていれば人材をキープしておけませんので。
そういう視点から見ると、給料がどういう意味を持っているか再解釈することができます。
つまり、明日も今日と同じように働いてもらうための「維持費」が給料なのです。
生きるためには衣食住が必要です。そのためのお金が必要です。
仕事で疲れたのなら休息したりリフレッシュする必要があります。お金が必要です。
労働者自身が家族を養うためにもお金が必要です。
しんどい仕事には、その分多くの維持費がかかるので給料が良くなるということですね。
これ自体が「頑張って給料を増やしても生活が良くなった気がしない」理由にもなります。
お金以外にも、労働者には「維持費」が与えられている。
私達が会社からもらっているのは給料だけではありません。
各種待遇、手当、有給休暇など。
これらも言ってしまえば、自分たちが明日も働いていくために支給された「維持費」です。
ただ、自分は有給休暇を取るのが正直苦手です。
いいタイミングを見つけて、えいっと休むのがなかなかうまく行きません。
本当は「あ、明日休みます」みたいなテンションでえいっと休みたいんですけど。
最近読んだ本で面白かったものの中に、四角大輔さんの『超ミニマル主義』があります。
そこでも「うまく休みを作っていこう」ということが書かれているんです。
6つのバカンスゴール
- 毎日の小さなバカンス
- 毎週の2連休
- 毎月の3連休
- 季節ごとの4連休
- 毎年の9連休
- 人生を変える最高のバケーション!
『超ミニマル主義』(四角大輔)より
これらを達成するために、あらかじめ年間のスケジュールの中に休暇を予定しておくのがポイントだそうです。
自分には「計画的に休む」という感覚がまだまだ出来上がってないんだと思いました。
すぐには実行できないかもしれませんが、上手く休んでいきたいなと思っています。