Nekozelogs

ねこぜログ

数年間ろくに弾いてなかったくせに「ギターが弾ける」と豪語していた自分の反省と、大人の趣味のあり方について。

自分のダサいプライドに、やっと気づいた。


ずっと音楽が好きです。聞くのも弾くのも、味わうのも生み出すのも。
そう思ってたんですが、気づけばギターに数年のブランクが空いていました。
弾いてなかったくせに、自分はギターが弾けるという妙な自負がありました。


しばらく弾いてなくても、30分くらい弾けば勘を取り戻せるから。
難しい曲はしんどいけど、ちょっとした曲・フレーズなら弾けます。
そういう微妙なプライドだけ持って、あとは弾かない理由のオンパレード。
忙しい。時間がない。いつでも弾ける。他に面白いことがある。
ひょんなことからギターにまたハマり、基礎練することにのめり込んで気づいてしまいました。
今までの自分、めっちゃダサいやんって。




危うく虎になるところだった。


李徴ほど才能に恵まれていないので、例えに出すのも気が引けますが。
でもやっていることは山月記に近い気がする。
気づいた時は頭をぶん殴られたような気分でした。
危うく自尊心だけ膨らますところだった。しょーもないギタリスト(笑)になるところだった。


練習をすれば、誰でもできることを増やせます。必要なのは才能ではなく時間。
身につけた能力をアウトプットするのも誰でもできる。やっぱり必要なのは時間。


何かに到達するためには、人生って短いんだと思います。
ギターが中途半端ならそれでもいい。他のことに夢中になって極めればいい。
でもそれなら変なプライドごとギターを捨ててしまえと、自分に言うことにしました。




本気でやると、やっぱり面白い。


別にプロを目指しますって訳じゃないんですけどね。
でもYouTubeを開くと出てくる、楽しそうにギターを弾く人たちみたいに弾いてみたい。
ならば練習しよう。勉強しよう。ギターを手に取ろう。時間をかけよう。
そう思ってすき間時間を見つけては、チマチマと練習中です。


そうすると発見があります。
ギターって面白い。基礎練習ってじわじわと自分の限界点を押し上げてくれる。
今まで間違ったことしていたんだ。上手い人はこういう風景を見ているのかな。
そういう過程って最高に楽しいんですよね。これぞ趣味なんだと思います。
自分はこれからどのくらいまで上達できるんでしょうか。
ワクワクしながら今日もギターを弾きます