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その道を謙虚に極めることで生まれる「智」を、残せるような人になりたい。『自分に語りかける時も敬語で』を読んで。

名越先生の動画を見て、ジャケ買いしました。


好きなYouTubeチャンネルの中に、名越康文先生のものがあります。
ゲームさんぽ系の動画が大好きです。登場人物の深読みが素晴らしいんですよね。
鮮やかに的中することもあるし、ズレていても何故そう思うのかを聞いているのがまた面白い。

そのチャンネルで、紹介されたのがこの本です。
秋田道夫さんの『自分に語りかける時も敬語で』という本。
まずタイトルが素敵ですよね。内容もほとんどわかっていないのにすぐ購入して読みました。


ベテランプロダクトデザイナーの、仕事や生活にまつわるエッセイ。


存じ上げなかったのですが、秋田道夫さんはデザイナーの方です。
デザイナーというクリエイティブなお仕事を、自分はやっぱり特別視しちゃう気持ちがありました。
そんな人もやっぱりいるらしく、秋田さんは諭すように「むやみにデザインを勉強しようとしなくていいよ」と語りかけてくれます。

何か学びがあればいいと思って、自分の仕事語ってみるよ。
君たちは君たちの世界で、いい仕事をしていこうねという感じです。



人として魅力的であること。謙虚にいい仕事をしていくこと。


人当たりの良さ、仕事に対する誠実さ、謙虚な自己評価。
確かにそういうものはどんな仕事にでも当てはまる仕事ですよね。
いい仕事を行うことで、誰かを喜ばせたり、何かを良くしたりしていくこと。
そんなことを繰り返していくことで、きっと自分にも「智」が蓄積していくのでしょう。

横着と要領は紙一重です。


そうやって蓄積させた「智」で、秋田さんのように自分の言葉を残していきたいと思います。