Nekozelogs

ねこぜログ

大人が師匠を見つけるには、やっぱり本なんだろうなと思った話。

自分の課題・悩みがオンリーワンなはずがない。


中学生くらいの子に「よく本を読んでるよね。しかもちょっと難しそうなやつ。」と言われたことがあります。
その時、あまり考えずに口に出た言葉がこうでした。
「この年になっても『先生』に出会う方法は、読書が一番なんよ。」

実際その通りですよね。大人になって、普通に働いて生活していると大切な何かを教えてくれる先生は名札をつけてこっちにはやって来てくれません。
でも自分が抱えているモヤモヤや直面している課題って、人類の歴史上初めてのことでは絶対ありませんよね。

「あー、それね。そんなことで悩んでた時期もあったわ。懐かしいわあ。」

なんて笑い飛ばすような人、探したらどこにでもいるんでしょうね。天国から笑われているような気すらします。
本の中には、すべての悩みの答えが書いているなんて言うのは言い過ぎなんでしょうか。



「もう自分は到達するところまで来た」とは思いたくない。


子どもからしたら、大の大人が先生と出会おうとしているなんて言うのは可笑しく聞こえるんでしょうかね。

少なくとも自分は、子供のときはそうだったし、働きだして数年間は思いこんでいた気がします。
大人になるということは、完成されたということなんだろうと。
大人になってからのマインドセットの変化は、やっぱり本がきっかけでした。
何冊かの本に出会い、それらに視野を押し広げられる経験をしてきました。
自分自身が仕事をして、一生懸命ミッションのようなものに向き合って手に入れた物もありました。
でもやっぱり、経験だけじゃ足りなかったのかもしれません。本が教えてくれたことは偉大です。